1X2B

1X2B
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高校のころだったかもしれない。記憶があいまいだ。廃棄するテレビから引っこ抜いたと思う。面白がって、わけのわからない真空管も含めて持っていた。ほかの真空管とごっちゃにして、箱に詰めていた。タイムカプセルのように、このあいだ、その箱をあけた。使えそうなものと、「なんじゃ」というものが混じっていた。当時は、資料を持っていなかったもので、ポピュラーなラジオとお安い無線機に使うような真空管の知識しかなかった。今は便利だ、Google大先生によって、世界中の知識を引っ張り出すことができる。
この真空管の正体はまったく知らなかった。いや、知ろうともしなかった。
Google検索したら、たくさんヒットした。びっくりした。テレビ球としては、有名なやつだったんだ。
普通の増幅や、発振に使うものではないなと思っていた。整流用、しかもブラウン管のフライバック用の整流管だった。
直熱管だ。
ヒーター電圧 1.25V
ヒーター電流 0.2A
最大プレート逆電圧 22000V
出力電流 0.5mA

ああ、フライバック以外に用途はないのだな。
上に付いている、送信管でいうところの「プレートキャップ」の部分は、確かにプレートだ。
9pinだが、NCは2つしかなくて、あとは、フィラメント(直熱なので)とIS、つまりシールドとなる。シールドのために、ヒーターの点灯状態は見えないと、あるwebページに書いてあった。高電圧をかけるフィラメントに1.25Vをかける直熱型なので、ヒーター点灯は難しいらしい。
まあ、とうぶん捨てはしないだろうが、用途は無い。


この記事へのコメント

傍観者
2011年10月22日 09:51
X線を放射するユニークな菅で好きです。
あたご山の狐
2011年10月22日 21:03
傍観者さん、こんにちは。
このweblog書いている、あたご山の狐です。
X線を放射するとは知りませんでした。単なる、高耐圧の整流管だと思っていました。勉強になりました。
傍観者
2011年10月25日 09:52
あたご山の狐 さま お初に成ります。傍観者です。
貴ブログは当方勝手ながら「お気に入り」に入れていつも、興味深く見させて頂いております。レベル高い情報、参考になります。
「X線 真空管 TV 高圧整流菅」でググリますと結構、いろんな所でヒットします。
1X2Bは現在でも「意外」な使い方が出来そうな、フト嫌な思いがよぎりますが、ユニークさが好きです。
あたご山の狐
2011年10月25日 20:17
狐でございます。書き込みありがとうございます。
あるweblogを読んでいまして、そこのweblogのお仲間に入りたいと思い立ち、それには、自分でもweblogくらい書いていなくちゃねと、昨年8月にはじめました。でも、いまもって、そのweblogにコメント一つ書けません。私から見ると、雲の上の人ですね。もうちょっと、精進してから、そこに書き込もうと思っています。ここしばらくは、手持ちの真空管の話題で、行きたいと思います。
茨城のアナログおじさん
2019年10月05日 00:28
かなり昔の記事だが、たまたま行き着いたので゜一言コメント.

昔のTV(モノクロ?)のフライバックトランス整流(逆流防止)用。フィラメント点灯電圧が低いのは、フィラメント電源は、フライバックトランスのフェライトコアに数回巻いた高圧電線(被覆がやたら厚いやつ)で供給するのに都合が良いから.フィラメントには整流された~15kVとかかかることになるため、普通のトランスは使えない.

X線の放射に関しては、プレートフィラメント間に20kVとかかけられるため原理的には出ると思う.通常の使用状況ではそんなに出ないと思うが(電流がたくさん流れる順方向では高い電圧がかからない).真空管式カラーテレビにはもっとX線が出る使い方をしている高圧制御用の球があった.同じようにかたっぱしからかき集めていたものの中に、1X2Bをもっと大きくしたような球があって大抵ガラスが茶色に変色している。変色の原因が長年X線を浴びていたからみたい.暗い映像のときに高電圧が上がりすぎないようにCRTの代わりに高圧を消費するための三極管。当然消費した高圧エネルギの一部はX線になる.一応外には漏れないように金属の箱の中にフライバックトランスとともに入っていたと思う.ゴミ捨て場でTVを見つけたとき既に悪ガキに先を越されてほとんどの球が抜き取られて割られていた場合でこの箱の中の大きな球は残っていた.でも持って帰っても用途が無かった…

色々思い出させていただきました.